2008-09-15 ■ 村上龍『69』 読了。全共闘時代の高校生の武勇伝的な話。 高校の屋上のバリケード封鎖、フェスティバル、 憧れの娘へのアプローチ。 主人公はリーダー格で傍若無人、厚顔無恥。 こういうタイプの人間は、周囲の人間がどれだけ辛い思いをしているのか 全く意識していないから始末が悪い。 そしてこういう奴こそがモテるからこれまた始末が悪い。 ひがみっぽくなってしまったが、 物語のテンポは良く、当時の雰囲気を感じる事が出来る作品。