村上龍『69』
読了。

全共闘時代の高校生の武勇伝的な話。
高校の屋上のバリケード封鎖、フェスティバル、
憧れの娘へのアプローチ。
主人公はリーダー格で傍若無人厚顔無恥
こういうタイプの人間は、周囲の人間がどれだけ辛い思いをしているのか
全く意識していないから始末が悪い。
そしてこういう奴こそがモテるからこれまた始末が悪い。
ひがみっぽくなってしまったが、
物語のテンポは良く、当時の雰囲気を感じる事が出来る作品。